クローム | アーティスト
クロームは、1975年にサンフランシスコでデーモン・エッジとゲイリー・スペインによって結成されたアメリカのポストパンクバンドです。彼らの音楽はパンク、サイケデリック、インダストリアルの要素を融合しており、エッジのモロッコ訪問後にアラブ音楽の影響を受けています。このデュオはジョン・ラムディン(ギター)とマイク・ロー(ギター、ボーカル)を採用し、ファーストアルバム『The Visitation』を自主録音してプロデュースしました。彼らはアルバムをワーナー・ブラザーズに売り込んだが却下されたため、エッジは自身のレーベルであるサイレン・レコードを設立し、アルバムをリリースしました。その後まもなく、マイク・ローはバンドを脱退し、ギタリスト兼マルチ楽器奏者のヘリオス・クリードが後任となりました。バンドの2枚目のアルバム『Alien Soundtracks』は英国の音楽紙「サウンズ」で絶賛され、クロームは英国およびヨーロッパでカルト的な評判を得ました。クリードの意見を取り入れて、バンドはカットアップやコラージュのテクニックや大幅に加工したサウンドを使い始め、一種のSFパンクスタイルを作り出しました。 1979 年の 3 枚目のアルバム「Half Machine Lip Moves 」は彼らの最も有名な作品となり、The Wire 誌の「世界を熱狂させたレコード 100 選」で 62 位にランクされました。また、一部の評論家からは「インダストリアル ロックの始まり」とも評されました。バンドは現在も活動しており、25 枚のスタジオ アルバムをリリースしています。傑出したアルバムには、「Alien Soundtracks」、「Half Machine Lip Moves」、「Red Exposure」、「3rd From the Sun 」、アーカイブ リリースの「Half Machine From the Sun: The Lost Chrome Tracks From '79-'80」などがあります。
アーティストウェブサイト: staticwhitesound.com/chrome
注目のアルバム: Chrome